働き者ブログ

気を抜くとすぐサボってしまう自分に自戒の念を込めて・・・

クラウドソーシングの近い将来を考える

こんばんは。

 

最近、クラウドソーシングもいろいろありますね。

大きいところでランサーズクラウドワークス

 

 

お仕事を依頼したい企業側とお仕事を受けたいフリーランサー

マッチングするサービスですね。

企業はフリーランサーの提案を入札形式で受け、

発注コストを抑えつつもクオリティの高いアウトプットを得られる、

一方のフリーランサーは営業しなくても案件を受注できる、

という双方にメリットがある今流行りの便利なサービスです。

お使いになったことがある方も多いかと思います。

 

ただ、これらのサイトにログインしてみたところ、

利用者が増加することで、いろいろと課題が出てきているように感じました。

僕はいま、発注側にも受注側にもなり得る立場で仕事をしているのですが、

今回は”フリーランサー側から見た”不満や問題点と、

今後のクラウドソーシングにおける改善要望をあげてみました。

 

弱肉強食の世界より色濃く

現在これらのサービスもだいぶ世に浸透してきて、

多くの企業&フリーランサーが利用しています。

案件紹介のコーナーを見てみるとに、

各案件にどのぐらい入札されているかが分かります。

ものよっては提案の数(入札数)が100を超えるものもあり、

もんのすごい倍率です。

 

これまで企業が入札をする場合、数社から提案を受け

それらから選定するという流れが多かったと思いますが、

ソーシャルを使うおかげで、集まる数がその比ではなくなりました。

100倍以上の倍率では取れる気がしないよ…と

ひよってしまうフリーランサーも多いのではないでしょうか?

 

 

うまくやっていけるのは一部のユーザーだけ?

案件を受注できたフリーランサーには、

「受注実績数」が表示されます。

強者はこれまで何百件も受注に成功しております。

こういう人はおそらくこのサービスを使って、

食うに困らない生活を送れるのではないでしょうか。

一方、大部分の登録者は、ものすごい倍率にもまれながら、

”一件も案件を取れないまま”サービスから離れてしまう、

という可能性は高いと思います。

 

クラウドソーシング内のヒエラルキー(予想)】

①レベル高 ごく一部の強者フリーランサー

②レベル中 ポツポツ案件が取れる人

③レベル低 案件が取れない人・提案すらしない人

 

③の人はおもしろくないので、そんなサービスに長居は無用です。

継続的な利用はしないでしょう。②の人も案件がごくまれにしか

取れなければ、生活も立ち行かなくなります。ずっとカラ提案ばかりを

続けるわけにはいきません。モチベーションの維持は難しいでしょう。

 

またサービスが始まってから長くなればなるほど、

①の人のポジションは盤石になりますが、

駆け出しのフリーランサーはますます新規参入が難しくなります。

 

 

スキルを売るコーナーでも価格崩壊が始まっている

通常、売り手が入札を行う場合、

買いあがりが起こり、金額は上がって最高入札者が競り落とします。

ヤフオクとかもそういう形式ですね。

一方クラウドソーシングは逆で、買い手である企業が入札者を募集し、

安く入札した人(フリーランサー)に権利が回ってきます。

 

この形式では、

安くできる人が一番エライということになるので、

フリーランサーは買い叩きに合うのは避けられません。

もちろん値段以外にスキルや提案も選定の対象にはなりますが、

競争相手がゴロゴロいるサービスの中では、

自分の好きな値付けができないので、

必然的に値段を下げざるを得ないということも多いでしょう。

受注できた①の人も不満があるかもしれません。

 

驚愕だったのが、

フリーランサーが自分のスキルをアピールするページで、

自分の時給単価をものすごく安く設定している人がいる※ことでした。

 (※時給単価を表示していないサービスもあります)

 

ある人は500円/時間以下

日本の最低賃金が660円ぐらいだから、それを割り込むわけです。

しかも、見ると結構素晴らしいスキルを持っている人もいて、

それはもうスキルと時間のバーゲンセールですね。

(そこまでしないと仕事がまわってこないんかな。。。)

と心配になりました。

 

 

ユーザーがサービスから離れていかない施策は?

では、これらの課題を運営者側がクリアし、

サービスが継続するにはどうすればよいでしょうか?

 

①の強者だけが受注することで、各クラウドサービスが運営できれば

よいのですが、それでは一部のコアなユーザーだけが恩恵を

受けるサービスになってしまいます。

これでは循環型の持続可能なサービスにはなりえず、

継続的なサービスの発展は難しいでしょう。

また、買い叩きの問題もクリアしたいところです。

 

考えたのは以下の5点。

 

【1】まずは1本でも案件が取れる様にする

【2】案件受注以外で利用者に魅力的なサービスをつくる

【3】長期利用者の優遇

【4】フィードバックを行う

【5】入札以外の料金体系を用意する

 

ひとつずつ見ていきましょう。

 

【1】まずは1本でも案件が取れる様にする

成功体験がないままでは、いずれサービスから離れてしまう。

であれば、まずは一件受注ができるようにする。

倍率の低い仕事、スキルの要らない仕事などを優先的に斡旋をし、

とりあえず、お金が入るよう、運営者側がコントロールする。

これにより、多くの「稼げない」フリーランサー

救済できるのではないでしょうか?

運営者側は倍率の低い案件、とっかかりやすい仕事を

常に用意しておく必要があります。

 

【2】案件受注以外で利用者に魅力的なサービスをつくる

ex)・フリーランス同士が情報交換できるようなコミュニティの提供

  ・サイト内で、スキルアップができるような施策

 

案件が取れなくても、そのサイトに所属にいる意味があれば、

サービスの利用は続けてもらえるのではないでしょうか。

そしてスキルアップができれば、再度提案にも挑戦してくれる、という具合です。

コミュニティとか作っちゃうと、くだまく為ののたまり場にもなって

荒れそうな気もしますがww

フォントやソフトが使える、というのも嬉しいかも知れません。

 

【3】長期利用者の優遇

現状は案件が取れない限り、お金になりませんが、

長く使ってくれればくれるほど、受注実績とは関係なく、

評価される仕組みをつけてみる。

ex)提案をするだけでポイントが貯まり現金化できる

  優良のラーニングコンテンツが無料になる

  

【4】フィードバックを行う

100件入札があり、1人しか受注できないとすると、

のこりの99人は受注できません。

それらの99人のモチベーション維持のためには、

きちんとした選定のフィードバックを行う必要があると思います。

なぜダメだったのか。いいところまでいったのか。

最終的にどんなものが採用されたのか。

これらが開示されると、落選者の腑に落ち感も増すかと思います。

 

【5】入札以外の料金体系を用意する

例えば、実績が貯まった①の強者に対しては、入札ではない案件を斡旋する。

企業に対して「この人のスキルは折り紙付きですよ」と紹介し、

入札形式ではない形でフリーランサーとマッチングをする。

企業側は多少金額が高くなっても、

・相性が合わなかったり、実力値が分からないフリーランサーを選ぶリスクの回避ができる

・選考時間を短縮できる

というメリットあり。

フリーランサーは競合との比較にならないため、入札での買い叩きを免れ、

自分の好きな金額を提示できる。

 

 

まとめ

以上、普及してきたクラウドソーシングサービスについて、

次のフェーズで課題になっている(と思われる)ことを書いてみました。

そもそも弱肉強食のフリーランスの世界で、

「バカヤロウ、どこまで居心地よいサービスを求めるのんだよ?」という声も

聞こえてきそうです。

ただ、今後非正規雇用者が増え、より多くのフリーランスが出てくることが予想される中、

ビギナーからエキスパートまで満足して使ってもらえることは、重要な要素ではないでしょうか。

各社の更なるサービスの向上に期待したいところです。