働き者ブログ

気を抜くとすぐサボってしまう自分に自戒の念を込めて・・・

バンドのような会社

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Photo by Kainet

 

こんにちは。

自分の今年の目標に会社を始める、というのがあります。会社としての体をなして、自分の生涯の場所を築きたい、というのが僕の中のかねてからの願いで、今年はそれもやりたいと思っています。

どんな会社にするか、を考えた時、最近思うのが「バンドのような会社を作りたい」ということです。

 

バンドってとても良くできた”組織”だと思うんです。ボーカル・ギター・ベース・ドラム…。最小限の人数でそれぞれのパートを持ち合わせ、お互いが有機的に活躍する。気の合う仲間とお互い工夫しながら、新しいものを創造していく。ファン(顧客)が付けば、基本的にはその人たちは自分たちのことを”かなり”好きでいてくれて応援してくれる。たった4人とかで数万人単位を熱狂させる。

これ、会社という集合体だとしたら、メンバーのパフォーマンスが高いムチャクチャ優秀な会社だと思うんですよね。

 

あと、自分たちが名乗るときに、バンドと自己が表裏一体になっているのもとても良いと思うんです。一人称を名乗る際、組織名で言えるってバンドぐらいのもんじゃないでしょうか。「Mr.Childrenです!」「スピッツでーす!」という具合に。

通常、会社の場合、「任天堂でーす!」「どうもー!旭化成です!」ってあんまり言わない。自分は所属している”従業員”と思うからでしょうか、「任天堂の鈴木です」っていうのが一般的です。

もちろん多くの会社が集合するようなイベントで自社を名乗るときは、「(私たちは)任天堂でございます」と自己紹介する事はあるでしょう。ですが、社員の人も「自分は任天堂の構成要員」とは思っていても、「任天堂自身」だとは思っていないと思うのです。

バンドの場合自分≒バンドと思っているメンバーが多いのではないでしょうか。だから自分たちを名乗るとき恥ずかしげもなく言っちゃいます。「サザンオールスターズです!」「我々が聖飢魔Ⅱだ!ウハハハハ」ってな感じで。これってある意味、最高の愛社精神、帰属意識だと思うのです。

 

また、オッサンになっても続いているバンドもとても良いと思います。先に出たミスチルスピッツも、もういいオッサンですが、大きく仲たがいもせずコアメンバーが変わらずやっていってるのって本当に素晴らしいことだよなー、と改めて思います。

メンバーとは下手したら嫁や子供よりも長いこと一緒にいるわけです。そりゃ阿吽の呼吸も生まれますわ。仕事でも同じように”あいつにパスすりゃ、最高の返しをしてくれる…!”という暗黙の信頼があると、余計な心配をしないで、目の前の仕事に集中できるのではないでしょうか。

 

バンドと似たものでスポーツのチームも素敵だと思うんですが、スポーツでは第一線で活躍するのが生涯のうちごく限られた時間のことが多く、またメンバーの入れ替わりもある世界です。一生同じところ、同じ仲間でってことはあまりありません。

むしろその刹那の間にメンバーが混ざりあってミラクルを起こす、と言う意味では、より一瞬の感動や尊さがあるのですが、会社という長期的な組織を考えたとき、僕が理想に思うのはバンドのほうかなぁ、と。

 

そんな感じで、生涯自分が居られるベースを、気の置けない仲間と築く。これを今年はやりたいと思っています。

 

さあ、じゃあまずは腕のいいギターを見つけなくちゃ…w。

 

 

 

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